シェーク
シェークするカクテルの作り方と技法について。
シェークの基礎知識
シェーク -Shake- は、シェーカーを使って材料を混ぜ合わせてつくるカクテルの技法です。
シェーカーを使うことで材料が混ぜ合わされ、冷やされます。空気が混ざり合うことで口当たりがマイルドになります。アルコール度数の高いカクテルや、材料が混ざりにくいカクテルなどによく使われます。
シェークの道具
シェークの技法
- 氷をボディーに8~9分目ぐらいまで入れ、水を少し加え、軽くステアして水を切ります。そうすることでシェーカーが冷え、氷の角が取れます。
- 材料を入れ、ストレーナーをはめ、トップをはめます。必ず順番通りにはめます。ストレーナーとトップをつけたままボディーにはめると、シェークした後のシェーカーの中と外に気圧差が生じるのでトップが外れなくなります。
- シェーカーの振り方を右利きの人を基準にして述べます。まず、左手のひらを下からあて、親指をストレーナーのにあて、中指と薬指をボディーの底に当てます。次に、右手の親指をトップにあて、薬指と小指はボディにあてます。
- まだ使っていない残った左手の人差指と小指、右手の人差指と中指でシェーカー全体を包むようにします。握ったシェーカーを、ひじを曲げて左胸の位置にもってきます。そして左胸の前から、斜め上-手前(左胸)-斜め下-手前(左胸)、の順に4動作で振り、この1連の動作を7~8回ほど繰返すのが標準です。
- トップをはずし、右手人差し指をストレーナーに添えてはずれないようにしながら最後の一滴までグラスに注ぎいれます。
- シェーカーを洗う。
シェークのポイント
- プロは氷から先に入れますが、初心者は材料を先に入れるほうがいいかもしれません。材料を入れるのに時間がかかることで氷が解けてしまいます。
- 振るポイントは、徐々にスピードを上げ、なめらかに流れるように、手首のスナップを利かせてリズミカルに振ることです。その音は前に出した時と戻した時に音が出る感じです。
- クリームや砂糖、卵などの副材料を使う場合は、前述の2倍ぐらいの回数を振りましょう。
- 使い終わったシェーカーは、よく水洗いをしましょう。
- 卵などの脂肪分の多い材料や、アニス系やミント系の香りの強い酒を使ったときは、中性洗剤やお湯を使ってよく洗いましょう。
- シェークは氷がシェーカーの中で8の字を描くように振るのがコツです。
- シェーカーがどの程度冷えているのかを判断しながら混ざり具合などを判断します。