テキーラ|スピリッツ|カクテル・ベースの材料

カクテルの響き

テキーラ -Tequila-

スピリッツ -Spirits-
テキーラ -Tequila-
テキーラ (Tequila) とは、メキシコ国内のハリスコ州とその周辺で、アガベ・アスール・テキラーナ (Agave Azul Tequilana) と呼ばれる竜舌蘭 (Agave) から造られる蒸留酒である。

ウィスキーのようにそのまま飲まれるほか、カクテル等の材料にも使われる。

■歴史
スペインによるメキシコ統治時代の1800年代半ば、ハリスコ州の西方に位置するシェラ・マドレ山脈で山火事があり、その焼け跡から良い匂いを発し甘い樹液を出す、焦げた竜舌蘭が発見され、人々はこれを元に加工、完成したのがテキーラの原型であった。この蒸留酒の蒸留工場が置かれた村がテキーラ村であり、それがそのまま酒の名前となった。

古くは1873年にヨーロッパに初めて出荷された記録が残っており、その後も販売は拡大し1968年のメキシコオリンピックで世界的に大きく知られるようになった。

■収穫・製造
アガべ・アスール・テキラーナはパイナップルに似た形をしていて、茶畑に似たような状態で丘陵地に植生し、植えられて6〜8年後に収穫される。
伝統的な方法では収穫後、石を敷き詰めた穴に葉を切ったパイナップル状のアガベを積み重ね、下から燻製に近い形で蒸しあげる。
蒸しあげたアガベを1週間放置し、その後これを石臼ですり潰し汁を取り出す。
絞り汁を発酵させる。発酵後はアルコール分3〜5%が含まれ、日本のどぶろくとよく似た風味となる。
蒸留器でアルコール分を高める。メスカルは1回しか蒸留しないがテキーラは2〜3回蒸留される。

■種類
製造されすぐに瓶詰めされたものはブランコ(Blanco)と呼ばれ、テキーラの風味・特徴がはっきり現れる。
2ヶ月〜1年未満樽で寝かせたものをレポサド(Reposado)と呼ぶ。
1年以上はアニャホ(Anejo)と呼ばれ、ウイスキーと似た風味になる。価格も最も高く、生産しているハリスコ州では数十万円のものも見ることができる。
樽で熟成させたものは徐々に木の色を呈してくる。このようなものはゴールドと呼ばれる。一方、樽熟成させてないものはシルバーやホワイトと呼ばれる。
アガべ・アスール・テキラーナと一緒に発酵させる副原料(主に砂糖)の使用は49%まで認められている。副原料も一緒に発酵させたものはミスト(Mixto)またはスタンダードと呼ばれる。大半のものはこれに属する。

■備考
竜舌蘭は150種類余りあり、そのうち136種類がメキシコに生息している。この竜舌蘭から造られた酒は、総称でメスカル(Mezcal)と呼ばれる。このうち特定の地域で栽培されたアガベ・アスール・テキラーナを原料としたもののみをテキーラと呼ぶことができる。

メスカルにはさまざまな種類がある。瓶のなかに唐辛子の入ったものや、竜舌蘭に寄生する幼虫が入ったメスカル・グサーノなどが有名である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テキーラ. (2006, 5月 16). Wikipedia, . Retrieved 08:27, 5月 21, 2006 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%86%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%A9&oldid=5754626.
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