お酒に何らかの材料を混ぜて、何らかの飲み物をつくることは、カクテルという名前が生まれる以前から当然ありました。
ビールやワインに蜂蜜、ジュース、スパイスなどを混ぜることはかなり古くから行われていたようです。
現在、飲食店などで飲まれるカクテルのようになるのは、産業革命以後のことになります。そのきっかけになるものとしては、製氷機の発明です。いつでも氷が手に入ることにより、さまざまなドリンクがおいしく飲めるようになり、お酒も当然、よりおいしく飲むことができるようになります。また、連続式蒸留器の誕生です。これによって、単式蒸留器で作られるスピリッツよりも個性が抑えられるようになり、他のドリンクなどと混ぜ合わせやすいスピリッツが大量につくられました。
ある意味、カクテルは近代的な飲み物といえましょう。カクテルが発展したのは20世紀初頭のアメリカです。世界中から移民が集まり、開拓精神の高まっていた中で、創造性とチャレンジ精神の中でカクテルは育まれたといえるのではないでしょうか。
アメリカはその後、禁酒法時代にはいったことから、アメリカのお酒の文化がヨーロッパへ移っていったようです。そして、カクテルは全世界へ広まっていきました。 |